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はじめて猫を家に迎え入れた時は、誰しもがうれしい反面戸惑うものです。その時の参考になればとこのページを作成しました。

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猫がお家にやってきたら

家に来たばかりの仔猫は、新しい飼い主のもとへ移動したことによる環境の変化によって、元気そうに見えても不安によるストレスを抱えています。家に来て、1週間は新しい環境に慣れるために・健康に異常がないかどうか様子を見るために、家の中であまり構ったりせずに飼育しましょう。また、それまでの飼育環境が悪かったりした場合、家に来てすぐに具合が悪くなる場合があります。もし、その1週間で何か異常が見られた場合、すぐに動物病院にご相談ください。

猫は、一度外に出るのを覚えると外に出さずにはいられなくなります。外の世界は、野良猫のウイルス・寄生虫などが蔓延していますし、何よりも怖いのは交通事故です。外に出しての飼育はできるだけやめましょう。外に散歩に出てしまう猫を飼育しているお宅では、猫に必ず不妊手術を受けさせてください。そうしないと、ご近所で飼い主のいない野良猫が大量に増えてしまいます。
子猫で必要なものを下記に列挙しますので参考にしてみてください。

 混合ワクチン

3種混合ワクチン
猫伝染性鼻気管炎・カリシウイルス・ネコ汎白血球減少症ウイルスの予防
ができます。室内飼いであっても必ず接種が必要です。9週齢以上の猫に3週間隔で計2回接種し、その後毎年1年ごとに追加接種をします。

5種混合ワクチン
3種混合ワクチンに加えて、クラミジア感染症、猫白血病ウイルスの予防ができます。外に出てしまう猫は必ず接種することをお勧めしています。

猫エイズウイルスワクチン
猫免疫不全ウイルスの予防をすることができます。猫エイズウイルスは外に出る猫が感染猫とけんかすることによって感染します。外に出てけんかをよくする猫は必ず接種しましょう。

 フィラリア予防

蚊が媒介する犬糸状虫(フィラリア)という寄生虫による感染症を予防するために行います。本来犬だけと思われてきましたが最近猫にも感染することがわかってきました。猫の突然死の原因の一つではないかと考えられています。現在感染しているかどうかは、検査ではわかりません。(感染いしていないという証明が難しい)運よく感染がわかったとしても、一度感染してしまうとフィラリアに対する特効薬はありません。何よりも、予防が重要です。蚊が飛んでいる期間の前後1カ月間を予防期間とすることをお勧めしています。5月〜11月、12月までです。猫で認可されているお薬は、スポットオンタイプ滴下剤です。

 ノミ予防

ノミ予防は、外に出る猫には必ず必要です。感染したまま放置しておくと自宅でノミが繁殖し人を刺す場合もあります。何よりも予防が大切です。スポットオンタイプがあります。

 検便・試験的駆虫

まず新しく猫がお家に来たときに下痢をしていなくても、今まで糞便検査を行った記録がなければ、必ず一度は糞便検査をしましょう。検査で寄生虫が検出されないこともあるので、駆虫薬で線虫類の駆虫をしておくことをお勧めしています。ノミに感染していた子は、条虫に感染している可能性が高いので駆虫しましょう。下痢をしている子は、原虫類や猫汎白血球減少症に感染している可能性があるので必ず検査をお勧めしています。特に元気がない子は要注意です。

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